リベンジの荒島岳山スキー

2004・2・21 晴     参加者 Oさん、N(私)

  先日、関学の学生がどか雪のため遭難騒ぎを起こしたが、その近くの山に入るには多少の勇気がいる。荒島岳は20年程前、夏道の中出から取り付いた。取り付き付近の薮と、途中からの急登に苦労して時間がかかり小荒島岳までしか行けず、無念の敗退だった。

  小荒島から頂上が随分遠くに見えた記憶がある。その頃はあまり山スキーの資料もなかったが、近年はインターネットなどで資料が豊富に手に入り、百名山の影響もあり山スキーだけでなく登山者も多い。

  今回は、勝原スキー場からリフトを利用して頂上を目指した。暖かく今日1日だけの天気であることがわかる。8時始発のリフトに乗り、終点でシールを張り、潅木の茂る薮をしばらく行く。しっかりしたスキーやツボ足のトレースがある。

  トレースがあると安心だが、トレースがないと不安でも、新鮮である。途中からきれいなブナ林になった。しかし尾根がやせている上、暖かくて雪が重たく、あまり快適に滑れそうにない。先行パーティーを抜き、しゃくなげ平に着くと、山頂まで銀世界が広がった。

  標高のわりに山がでかい。最後の急登でスキーを担ぎ広い頂上の雪原に出た。スキー場から3時間、11時に頂上に着いた。振り返ると白山や加越国境の山が連なり、南に能郷白山があった。頂上から東にのびる尾根が手付かずでトレースを付けたくなりしばらくスキーを滑らせた。

  その先、無木立が広がり滑降意欲を注がれるがぐっとこらえる。腹ごしらえをしていると、頂上に人影が見えた。もう歩きの登山者が来ていた。頂上に戻り、シールをはがして滑降の準備にかかる。快適な滑りはわずかで、後は悪戦苦闘が続く。腐れ雪で転倒して大木にぶつけて止まった。

  しゃくなげ平に泉州労山がテントを設営していた。谷筋を滑ると湿った重たい雪がまるで生き物ようにいくつもの雪だるまを作って、ゴロゴロと谷を落ちていく。いつ雪崩れてもおかしくない。狭い木立の間をジャンプターンで、スイスイと滑るOさんに遅れをとるまいと必死に下る。

  スキー場に出てジャンプターンを教わるが、もう体力がない。ダラダラとスキー場をすべり2時に車に戻り荷物をまとめて、温泉を探して走る。秘湯、鳩の湯は冬場休業中だった。六呂師スキー場の温泉は、昔からの温泉で地元の年寄りが湯浴みを楽しんでいた。帰り道、車窓から振り返ると純白の荒島岳が堂々としていた。

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