憧れの昼闇山から焼山北面台地

2004年4月17日〜18日 参加者 Oさん、N(私)



  Oさんの若い頃の山の話を聞いているうちに、養老SAを過ぎていた。
  北陸道に戻ることも出ず、仕方なく東海北陸道回りにする。少しでも早く着いて仮眠をしておきたいのに結局1時間以上ロスをしただろう。
  糸魚川から焼山温泉はすぐだった。林道の終点に車をとめて仮眠する。   翌日は、地図を忘れてきて、ルート図だけを頼りに出発する(7時)。
  昼闇谷を詰めていき、途中から広い尾根に上がる。軽量化したとは言え、1泊の荷物が重く感じる。昼闇山頂上直下はやせ尾根だった。スキーをザックにつけてラッセルする。
  12時昼闇山に着く。ガスが被い、見通しが悪くなった。焼山方面に下ったところで、ビバークとして雪洞を掘る(13時)。
  Oさんが慣れた手つきで基礎を作る。交代したが、腰が痛くてすぐに根を上げて、雪投げに徹する。1時間足らずで立派なねぐらができた。 その中に、ツェルトを張り、狭いながらも楽しい我が家が出来上がる。ビールで乾杯。焼酎を忘れ、Oさん秘蔵のウィスキーをごちそうになる。
  翌日は快晴、6時発。焼山と北面台地が見渡せる水無谷まで下り、左岸の尾根から焼山頂上を目指す。荷物をデポして、アイゼンをはき、帰りの楽しみにスキーだけ担ぎあげる。
  私はシートラーケンで引っ張りあげる。水無谷の詰めである富士見峠についた。焼山の頂上直下まで雪が繋がっていた。
  北面に回り込み雪壁を登って火山岩の頂上にでた10時30分、頂上からは煙が見えなかった。頂上近くから金山、雨飾山を望みながら下る。富士見峠からは見通しの良い広い谷で快適な滑降ができた。雪質もよく今回のハイライトでもあった。   傾斜もゆるくなりべた雪に変ったと思ったらいきなり転倒した。障害物も何もないのに思いっきり膝を捻ってしまった。4年前、カリカリに凍った大雪渓で転倒して痛めたところだ。あーやってしまった、と思ったが、ぐっとこらえた。
  広い雪原を熊が歩いているのが見えた。一抹の不安があったが、人間と気付き、熊は逃げていった。憧れの北面台地はゆるいゲレンデ状だった。遠く、火打山から滑り降りる人影が見えた。   台地の末端はダラダラの下りで、最後は長い林道だった。笹倉温泉はすぐ先に見えた。スキーをはずして歩き始めると膝に激痛が走った。
  ゴールデンウィークを待たず今シーズンの山スキーは早くも終わってしまった。

     

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