道斉山

3月14日(日)晴    参加者 Aさん、MTさん、N(私)

  今シーズンは荒島岳に始まり、福井の山に3度通った。荒島岳は再挑戦だったが、後の三山は初めての山、やはり未知の山はどんな山かと想像するだけで楽しい。   山スキーに向いているかは地図で大体予想できるが、やはり登ってみないとわからない。

  珍しく自然児のAさんから誘いがあった。「道斉山?」さっそく20万図を広げてみる。あったあった、荒島岳の南に位置した標高わずか、1200m足らずの山だった。   どうせ薮山だろうと思ったが山スキー仲間が少ない私にとって彼との縁も切るわけに行かない。

  そもそも私も若い頃、越美や加越国境に惹かれた。20万分の1の地図にあちこち赤い線が入っている。久しぶりのMTさんも一緒だ。

  前夜、麓の真名川ダムサイトにテントを張り、翌朝さて、どこから取り付くかダムサイトを車で偵察する。結局、中島発電所から入り、南斜面から狙うことにする。

  しばらく谷沿いの林道を行き、中腹から小尾根に取り付く。杉の植林が切れブナの疎林が現われた。山スキーに似合いのロケーションだ。   MTさんと先を競うと純白の稜線に出た。今回はカメラを忘れ「写真を撮るのは遅いものの義務」と偉そうに言って撮影をAさんに任せた。

  頂上はすぐそこだが、登ってしまうのももったいないので、手前で休憩を入れた。広々とした頂上は山スキー向きの証明である。   頂上から北の斜面にゲレンデ状の雪面が広がる。山靴の二人にはこんな遊びに乗らないかと思ったが、時間も早く、すぐに降りてしまうのももったいないので1本滑る。

  下りは周遊できる別の尾根を取る。ここもブナ林の中を滑る。いいコースだ。薮が多くなると林道に出ることができる。私が薮に突っ込むとみるや二人はさっさと諦めて林道に迂回した。

  薮を抜けて二人を待つ。後は元来た林道をダラダラと下った。途中、なだれた石を踏み滑走面が深くえぐられてしまった。薮山志向のAさんが登り始め80点の山と言っていたが、下り終わると120点になっていた。Aさんの山スキー99座目の山は当たりの山だった。

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