静かな大日山

3月21日(日)晴     参加者 Oさん、Mさん、Tさん、Mさん、N(私)

ようやく藪を抜ける もう少しで頂上 頂上より避難小屋方面

  大日山は県境に近いが石川県の山である。前日に赤兎山から北に独立峰のような白い山を確認した。廃村になった真砂(まなご)集落への道は除雪も途中で終わり、村までスキーを履いて一時間のアルバイトだった。

  釣り師がかんじきを背負って入ってきた。単独の山スキーヤーも追いついてきた。静かな集落の朽ちた家屋が廃村を物語っていた。村の奥の棚田も雪に覆われている。

  小さな社を抜けしばらく行くと、大日山登山口があった。急登でスキーを担ぐ。薮がじゃまをして下山が思いやられる。稜線に出ても薮は続き、おまけにアップダウンの繰り返しで、益々下山がおもしろくない。

  やっと広大な雪原に出た。登りきると大日避難小屋だった。ワンピッチ向こうに頂上が見え、単独行が直下を登っているのが見えた。いったん大きく下り登り返す。Oさんはシールをはずし、Mさんと私はシールのまま下る。登り返してから大きく回り込んで広々とした頂上に立った。

  単独行は金沢から来ていた。小松方面に海が広がり白山が間近に見える。昨日の赤兎山が連山となって判りづらい。Mさんのシールの金具が壊れシートラーゲンであがって来た。今日はがんばって、Tさんもスキーで上がって来た。小屋の向こうに遅れたMさんを確認して、入れ違いにならぬようにとOさんが慌てて下っていった。

  下山は小屋まで登らずにいかにうまく巻くか、しかし、どうしても少し登り返しが必要だった。3人で後を追い2人に出会った。元来た道を戻るが、できるだけ登り返さないように、且つ薮を避けて滑る。Oさんの華麗なジャンプターンが生きる。夏道より手前から稜線をはずれて下降する。最後は急降下となり横滑りで谷に下り、思わぬ徒渉に靴をぬらしてしまった。集落までまた林道をダラダラと下った。

  朝、出会った釣り師が型のいい岩魚を見せてくれた。村はずれで休憩の後、惜しむように車までゆっくり下った。途中真砂出身の男性に出会い村の歴史を聞く。彼も今は金沢に住んでいるという。ここももう2度と来ることはないだろう。帰り道、加賀温泉に入ったが、やはり山あいの風呂の方がいい。

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